こんにちは、にゃんこ夫婦です。今週、やっと、
SRRVリタイアメントビザを取得しました!
- 申請準備を開始したのは、2019年7月24日。
- SRRVを発行しているPRA(退職庁)のマニラオフィスに赴き、申請できたのが2020年1月6日。
- 申請中は、フィリピンに滞在し、国外には出ることはできません。
そして、ついにSSRVを取得したのが、2020年2月11日。
やったー!
長い道のりでした。
途中で、何度か挫折しそうになりました。
でも、乗り越えることができました!!
私達は、海外居住者なので、日本居住者の場合とは異なる場合があるかもしれませんが基本的には同じことが多いので、このブログの情報がお役に立てばうれしいです。
PRAとは
PRA(フィリピン退職庁)は、「フィリピンを世界中の退職者と投資が集まる国へ」をスローガンに1985年に政府主導の企業として設立されました。現在は観光省の管轄組織です。退職者へのよりよいサービスを提供するため、入管省、フィリピン中央銀行、その他の政府機関と連携し事業を推進しています。
フィリピン退職庁事務所
29th Floor, Citibank Tower, 8741Paseo De Roxas, Makati City 1220, Philippines
バギオ、パンパンガ、セブ、ダバオ事務所有
SRRVとは
SRRVとは、通称リタイアメントビザの略。永住権と同じロングステイ資格がもらえるビザのこと。私達は基本的に市民と同じ権利が与え
フィリピンの永住権には、クウォータビザがあります
- 日本人年間50名の制限があり、
- US50000ドルのデポジットと高額なエージェント費用が必要(2019年時点)
またツーリストビザの延長手続きという手もありますが、なんせお役所仕事が超遅いフィリピンです。よっほどの忍耐と時間・費用が必要になってきます。
また、SRRVは、就労が可能(しかも就労許可の取得にPRAがサポートしてくれる!)なので、仕事もするセミリタイアを目指している私達にはぴったりです。また、申請すればほとんどの方が取得できるとの耳よりの情報もありました。結局、50歳以上で年金なしの私達には、一番SRRVクラシックが適しているということになりました。
SRRVのメリット
- 就労が可能。
- 渡航回数、滞在期間の制限はない。頻繁にフィリピンを訪れる人であれば保有する価値はある。
- フィリピンの自動車運転免許取得ができる。
- 不定期にPRA主催のパーティーに招待され、世界各国の新たな友人と出会うことができる。
- レストランでの食事や買い物の際、お店によってはカード提示により10%引のサービスが受けられる。
SRRVの更新について
- 毎年360USドル。
SRRVの種類
SRRVの中には、
デポジットを投資に転用できるクラシック
転用できないスマイル
介護が必要な方のヒューマンタッチ
などいくつかの種類があります。
フィリピンSRRVリタイアメントビザを申請するには
SRRV申請手続きをサポートは必要か?
日本人のビザの取得は言葉(英語)が壁となる場合が多いので、エージェント(ビザ取得代行業者)に依頼する人が多いです。一般的に代行手数料が10万円以上かかりますが、私の場合、無料でやってくれる代理店をネットでみつけそこに依頼しました。その代理店は、PRAから手数料をもらっているので申請者にはチャージしていないということでした。
英語が堪能であれば自身で申請可能ですが、思いのほか手続きは面倒であること、また、SRRVの発行窓口であるPRA自体が、対象者への説明やり取りなどスタッフの負担になるためあまり歓迎していないということです。
実際、申請前に、直接、自分でPRAにメールしてみたが何の返信もありませんでした。
預託金について
35歳以上50歳未満 預託金 50,000USドル
50歳以上 年金受給者預託金 10,000USドル
50歳以上 年金なし預託金 20,000USドル。
フィリピンPRAの指定銀行にある一定額定期預金をします。私の場合は、SRRVクラシック(50歳以上)で20000USドルでした。
預託金の送付について
預託金はPRAの指定銀行か、SRRVデポジットを取り扱うBDO銀行などの他の銀行にデポジットをフィリピン国外から送金する必要があります。送金時期については、申請の1-2ヶ月前にするのが良いとのことでした。
私の場合、普通の銀行からの送金だと、為替の換算率や送金手数料などが高くなる場合が多いので、手数料ができるだけ安い方法を探しました。最初は、Western Unionからと思いましたが、最高限度額が20000USドル以下であったので、あきらめました。
TransferWiseというブローカーをついに見つけ、20000USドルを送金しましたが、思わね落とし穴に落ちることになります。私と同じ間違いをしたくない方は次の参考記事をご覧ください。
預託金の投資への転換について
預金はビザ取得1ヶ月後であれば、購入したコンドミニアムのタイトルの写し(登記証明書)を提出すれば投資への転換も可能。コンドミニアム転売時には再度預託金を預けることが必要となってはきますが、、、
基本的にアヤラの物件で、投資額が
写真はアヤラのコンドミニアムに特化したアヤラ傘下の建設会社であるMDC
ただし、フィリピンでコンドミニアムを購入したことがある方はご存じと思いますが、コンドミニアムが施工から完成するには、アヤラなどの大企業でも、少なくとも3-5年、完成してから登記証明書を受領するには1年ほどはかかることの覚悟が必要です。ディベロッパーによってはタイト
私は、SRRV取得時にすでに、アヤラの建てたコンドミニアムを購入していたので、預託金の2万ドルをこの購入に回すための手続きを2020年1月からはじめました。その経過は、下記の参考記事にありますので、ご覧ください。
SRRV預託金をセブコンドミニアムの購入に転換した経緯
預託金はどこの銀行に預けるのが賢明か?
2万ドルの送金は、まず預け入れ先の銀
①フィリピンの政府系銀行DBP(Development Bank of the Philippines)のPRAの口座に入金する
メリット:
-PRA名義の口座に入金するため、口座開設の手続き
-政府系の銀行のため、PRAの指定口座でなくなる可能性が極め
デメリット:
-書類の発行などの手続きに少し時間がかかる
-利率が民間の銀行に比べると低い(金利
②PRA指定の民間の銀行に入金し口座を作る
メリット:
-利率が比較的高い(2019年9月にBDO銀行Banco de Oroは1.0%)
-書類の発行などの手続きが早い
-本人名義の口座に預託金を預けられる
デメリット:
-PRAの指定から外れる場合があるため、その時は
-フィリピン入国後口座開設の手続きを最初にしなければならない
居住権を持たない外国人がフィリピン
SRRV取得後には居住権を証明できるので
フィリピンで銀行口座を開設してみました:HSBCフィリピン、BDO銀行、BPI銀行
BDO銀行のリタイアメントビザに必要な定期預金口座の利子
2019年8月現在のSRRV用USD定期預金口座の年利は下記
90 Days
0.625%
180 Days
0.875%
360 Days
1.000%
預託金の預け先銀行 私のおすすめは、、、
特に希望の銀行がない場合は、①が良いのでは、、、と思います。
②ですと、実際PRAの指定の銀行というのがしょっちゅう変わり
①ですと政府系の銀行のためこれまでPRAの指定から外れたこと
また、渡航後口座開設の手続きというのも必要ないため、日本から送金してしまえばそれで完了です。
とはいえ、利子に大きな差がありますので、最初、DBPに預け、あとでBDPに変更するという裏技もありでは、などど愚行しています。
申請必要書類にはどんなものがあるの
- 申請用紙、戸籍謄本、無犯罪証明書、健康診断書、結婚証明書、顔写真12枚
PRAに提出する時点で発行から6
結婚証明書
基本的に6ヶ月を超えたものは使用できない。申請前の段階で取り直す必要がある
申請者は、配偶者、21歳未満の子供(未婚)、60歳以上の両親の同行が可能。
無犯罪証明書
過去6ヶ月間住んでいた国の無犯罪
申請時ににはフィリピンに渡航が必要
マカティでの手続き
特に書類などに問題がなけれ
最初の申請時に、年会費は1年分(360ドル)か3年分(1080ドル)かどちらかを選びます。
もし預託金の預け先銀行として民間の銀行を選んだ場合、現地到着後まず銀行に行って口座開設の手続きをする必要があります。その分余計に時間がかかるので2-3日は余分に時間がかかることになります。預託金の送金先をDBP(政府系銀行)にした場合は特にその必要
フィリピンでの滞在期間
マカティで申請しスムーズ
私達の場合は、申請日が1月6日、承認されSRRVのIDが発行されたのが1月20日で約2週間で認証がなされました。しかし、その後、マニラからセブに書類が転送され、宣誓式ができるまでに16日間かかっています。お急ぎの方は、やはり、そのままマニラで宣誓式をされたほうが断然速いようです。
ただ時期によってフィリピンの祝日と重なったり、移民局の処理が遅れたりすることがあるため、少なくとも1ヶ月半~2ヶ月程度みておく方が安心。念のためフライトは帰りの便は変更可能な便などにするのが良いと思います。
注意してください!
このブログの情報は、2020年2月時点での情報です。また、私たちの小さな経験によるものなので、あくまで参考のみとしてくださいね。
また、政権や担当者が変わると要件が変更になったりするので、申請を考えている場合は公式サイトで要確認。情報のアップデートは忘れずに!
参照>>フィリピン退職庁ホームページ