イギリススーパー:モリソンンズ  2回目

イギリススーパー

こんにちは、にゃんこ夫婦です。
英国のスーパー マーケット 潜入記- モリソンンズ Morrisons その1に続いています。

モリソンズにはお店の中に専門店のマーケットがあります

モリソンズが他のスーパーと比べて違う特長は、お店の中に専門店のマーケットがある、というコンセプトにしてある所です。ヨークシャーのマーケットから出発したモリソンズですので、あたかもマーケットの中を歩きながらお買い物をしているような感じで、その部門の専門家と話をしながらお買い物が出来るようになっています。

専門店としてカウンターが別になっているのは、精肉、鮮魚、ロースティ、チーズとデリカ、ピザとパスタ、そしてベーカリーです。商品は、普通にコールドショーケースや棚に並んでいるものと、スタッフがいるカウンター内のケースの中にある物と2種類の並べ方にしてあります。順番に見て行きましょう。

精肉の部門

はじめに、精肉の部門です。お肉は、こちらの人達が1番多く食べるタンパク質ですので、売り場のスペースも1番大きく取られています。

精肉のカウンターです

サーロインなどは丸のまま置いてあるので、このぐらいの厚さのものと注文して切ってもらえます。こちらには薄切り肉というものがありませんが、それもなるべく薄く、というぐらいの注文は出来ます。本当の薄切り肉を作るのは、冷凍したお肉でないとスライスするのが難しいようです。特殊な部分の注文や切り方など、普通のスーパーでは手に入らないものも、購入する事が出来ます。

牛肉

いちばん沢山商品数があるのは牛肉です。牛肉は100%英国内で生産されたものが並んでいます。英国の国産牛で1番のブランド牛は、スコットランド産のアバディーン・アンガスビーフです。この牛肉は赤身なのですが、牛に牧草だけでなく、穀物を餌にあげている為に、肉質が柔らかくステーキなどにも適しています。

この頃ステーキ用のアバディーン・アンガスビーフは、熟成してあるものが多くなっています。商品のラベルに「熟成25日間」等の記載があります。熟成された牛肉は、色は少し黒っぽくなっていますが、新しいものより遥かに旨味が強く、肉質も柔らかくなっています。英国産のビーフは、日本の牛肉のようのサシ(霜降り状の脂分の事)が入っていないので、そのままお肉を調理すると、凄く硬くなってしまいます。熟成という技術は、赤身のお肉を美味しく食べやすくする素晴らしい方法のようです。私達も良質のタンパク質と鉄分が取れるので、牛肉を週1~2回は食べるようにしています。

こちらは最近見つけたBavetteと言う部分で、日本でいうハラミの部分です。一口大に切って、すりおろしたガーリックと玉ねぎ、オリーブオイルを混ぜたものを揉み込んで冷蔵庫に入れておき、フライパンで焼いてポン酢や焼き肉のたれなどを付けて食べています。柔らかく味も良く、なおかつ値段も安くいです。この部分は、スーパーではモリソンズでしか見た事がありません。お店に入るとまずチェックする商品です。毎日数に限りがある部分なので、早めに行かないと手に入らない事が多いです。

写真でも解ると思いますが、英国の牛肉は赤身です。

ラム

写真真ん中の脂分が多いお肉はラムです。

こちらで、みんなが1番ご馳走に感じるローストのお肉はラム(子羊)です。ローストラムは、新しい生命の象徴として、イースターサンデーのディナーに食べる風習があります。値段も1番上等です。ローズマリーとガーリックをお肉に差し込んで、オーブンに入れるのが1番普通のやり方です。

ショルダー(肩)の部分のロースト用の塊。このパッケージは、お店の中のブッチャー(精肉屋さん)がパックしたものです。

ラムチョップ(骨付きロースの部分)さっと焼くだけで食べられる、人気の部分です。これも、店内でパックしたもの。

これもラムです。英国の伝統的な煮込み料理に使う各種内臓の部分や、ロースト用の足の部分。これは、デポ(流通・配送センター)から来たパッケージです。

ターキー(七面鳥)

この紫のパックは、ターキー(七面鳥)です。高タンパクで低カロリーなので、クリスマス以外でも食べる人がいます。鶏肉より独特の香りがあるので、好き嫌いが分かれます。

豚肉

豚肉の各種内臓肉とロースト用の塊。豚のローストは、皮の部分を上に巻き付けてオーブンで焼いてカリカリにして食べるのが英国人のお気に入りです。カリカリに焼けた皮の部分をクラックリングといい、ローストの時に子供を始めみんなで取り合いになります。

鶏肉

鶏肉は、ロースト用の丸ごと1匹のもの、胸肉、もも肉、手羽先と手羽元、もも肉は骨の付いたものと付いていないものがあります。下の写真は、ハラルの鶏肉。イスラム教の教義にもとずいて屠殺、処理されたものです。ちなみに、イスラム教とユダヤ教の人は豚肉を食べません。ハム、ベーコン、ソーセージもダメなので、それぞれの宗教に合わせた代用品があります。例えば、ユダヤ教の人用のソーセージは、ビーフ製です。

一口でお肉売り場、と言っても商品の数が多く、面積も広いです。精肉部門の商品は、ユニオンジャックが付いていて全て英国産でした。

お魚売り場

次はお魚売り場です。お魚屋さんの事を「フィッシュモンガー」と言います。

1番沢山食べるお魚は、スコットランドで養殖されている鮭とフィッシュ&チップスでお馴染みのコッド(鱈)です。昔コッドは安い魚でしたが、今は取れる量が減っているために値段の高いお魚になりました。

スコットランド産のスモークサーモンが世界的に有名ですが、他のお魚もスモークしたものがあり良く食べます。鮭の他に、ハドック(小鱈)やキッパー(ニシン)、マッカロー(サバ)もあります。魚屋さんには、スモークフィッシュのコーナーがあります。スモークマッカローは、電子レンジでサッと温めて皮を取り、レモン汁やお酢をタップリかけて食べると白いご飯に凄く合います。初めて食べた時、日本の魚の干物を思い出しました。外側に粒故障をまぶしてあるタイプもあり、これも美味しいです。新鮮な背の青いお魚が、あまり手に入らないのでこれを買って食べています。臭みの強いお魚も、スモークすると気にならなくなって美味しく食べることが出来ます。スモークの魔法ですね。

その他の鮮魚は、スズキ、ヒラメ、鯛の小さいもの、スコットランド産のムール貝、ニジマスなどが並んでいました。目が澄んでいて、割と鮮度も良かったです。

大きなニジマスもありました。ニジマスは、国内で養殖されています。

エイのひれの部分です。フィッシュ&チップス屋さんでも時々メニューの中にエイのひれを見かけます。

丸々太ったティラピアです。これは鯛の仲間らしいです。川などの淡水に住んでいる魚で、あっさりした白身のお魚です。アジアの各国ではポピュラーな食材です。

寒くなって来たらフィッシュパイの季節です。フィッシュパイは英国の家庭料理の1つで、パイという名前が付いていますが小麦粉のパイ皮は使いません。玉ねぎなどを入れたホワイトソースの上にこのフィッシュミックスを置いてその上をマッシュポテトで覆ってオーブンで焼いて作ります。このパイ用ミックスは、生の鮭と鱈、スモークハドックの組み合わせですが、スモークだけにしたり、生のお魚とエビにしたり色々なレシピがあります。

その3に続いています。

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